『いま、すぐはじめる地頭力』:メモ
- 作者: 細谷功
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2008/06/11
- メディア: ハードカバー
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『いま、すぐはじめる地頭力』
読み終わったときに、下記の問いに答えられるようにする。
- 地頭力とは何か?
- 身につけるメリットは何か?
- 地頭力を身につけるにはどうしたらよいか?
筆者の主張
- 地頭力
- 結論から、全体から、単純に考える力。
- アクションまで落とし込まなければ、良き意図で終わってしまう…いま、すぐはじめることが重要。
- 地頭力
大前提
3種類の「頭がいい」
- 物知り => 知識が豊富
- インターネットの普及により情報へのアクセスの格差がなくなり、付加価値を付けにくくなった。
- 機転が利く => 対人感性が強い
- 地頭がいい => 思考能力が高い
- 今、付加価値を生む箇所が如何に情報を元に考えるか、伝えるかにシフトしている。
- 物知り => 知識が豊富
地頭力を分解
- ベース
- 知的好奇心(原動力)
- 中間
- 論理思考力(守り)
- 直感力(攻め)
- 上層
- 抽象化思考力(単純に考える)
- フレームワーク思考力(全体から考える)
- 仮説思考力(結論から考える)
- ベース
心構え
時間に対する感度を上げる
- 一定時間内に最大のアウトプットをだすことが重要。
知的依存心を捨てる
- 失敗したら誰かが責任を取ってくれる環境で真剣に考えて結論を出すか?
- 同じ場面に遭遇したときに一人で解決する事ができるか?
- 恵まれない環境は絶好のチャンス
- 自分で考えて解決する力がもりもりつく!
- チャンスだということを忘れるな!
自分の思考の癖を徹底的に認識する
- 回避するための疑問
- 他人軸で考える事ができているか?
- 他人の短所に目が向きすぎていないか?そもそも自分ができているのか?
- 枝葉や例外にこだわりすぎていないか?基本原理が見えているか?
- もっとシンプルにできないか?複雑なまま理解しようとしていないか?
- 回避するための疑問
地頭力を鍛える
- 結論から考える「仮説思考力」
- 目的地を具体的に設定する
- 理想の未来から遡って考える
- 期限設置
- 根本原因を考える
- why型の思考をし、行動する。
- コミュニケーションの基本は「時間を空けずに何度も」
- 「ちゃんと」は独りよがりのことが多い。
- 完成度よりも多頻度、短サイクルでのレポート
- 仮説思考
- 自分の向こう側に仮の目的地をおく事で、限られた時間で最も効率よく最終目的地にたどり着くための思考法
- 全体から考える「フレームワーク思考力」トレーニング
- 目的は「思い込みをリセットして考える」こと
- 「フレームワーク思考」の大きな二つのプロセス
- 対象の全体像を俯瞰して「外枠を押さえる」
- 全体の枠をさらにある特性に従って「分類、分解する」
- 必要な事
- 「絶対座標で物事を考える」という事
- まず、外枠を押さえる
- 「フレームワーク思考」の大きな二つのプロセス
- 三つの座標系を意識する
- 絶対座標
- 全員がわかる「地図」上で話す
- 長所
- 短所
- 相対座標
- Me座標系
- 「自分中心」のものの見方
- 長所
- 短所
- You座標系
- 「相手に合わせて」話す
- 長所
- 短所
- Me座標系
- 絶対座標
- 相手の期待値を管理する
- Me座標系
- 「これだけ頑張ったのだから」という発想
- You座標系
- 相手の期待値を確認する
- 成果を計る軸
- 大きさ
- 方向性
- Me座標系
- つかみ所の無い問題にあたったときの3つの思考回路
- ズームアウト型
- 身近な取り組みやすい領域から始める
- 虫食い型
- 思いつくままに着手
- フレームワーク型
- 「外枠を押さえる」
- もれなくだぶりなく
- 精度の高低差を確認できる
- ズームアウト型
- 目的は「思い込みをリセットして考える」こと
- 単純に考える「抽象化思考力」トレーニング
- 抽象化の目的は「一を聞いて銃を知る」こと
- 数学の「公式」は一つの世界で起きている事を別の世界に当てはめられるように一般化、汎用化したもの
- 「自分のおかれた環境は特殊である」という認識が強く、他社の経験から学ぶ姿勢が弱い
- モデル化を行い、本質を見る事が必要。
- 難しい事を簡単に説明できるのが「地頭型多能人」
- 「単純に」考える(短絡的に考えるとはちがう)
- 難しい事象を簡単に説明する事が出来る
- 問題は「切り分けて」解決する
- 新しいツールに触れた人の3パターン
- 新しさ、珍しさに脱帽し、「妄信」
- 「出来ない面」に注目し、「否定」
- 「ここはいい」「ここはだめ」と長所と短所を把握した上で、最大限に活用
- 新しいツールに触れた人の3パターン
- モデル化による根本原因の考察
- 抽象化の目的は「一を聞いて銃を知る」こと